2014年吟じ納めと来年の目標



先日12月20日に、恒例のナチュラル詩吟発表会を経て、2014年も総括されたような気になっている感じです。


今回の発表会は、総勢30人の生徒さんによる一人一吟の発表があって、30人となると、客席も、もちろん出吟される生徒さんばかりなのですが、大いににぎわっている感じでした。


着物でめかしこんだり、洋装でめかしこんだり、初めての方が多かったり、妙な雰囲気ではありますが、詩吟を通して老若男女が集結することそのものが何だかとっても不思議で面白い。


私個人の感想は、思いのほか、自分も含め、みなさんが緊張しているように感じられました。人数が増えたからかなー、とか、慣れからくるプレッシャーなのかなーとかいろいろ思考します。


ナチュラル詩吟教室のモットーとして、優劣を決めない、批判しない、というのがありますが、それでも、個人個人で、どう感じたか、というのは事細かに聞くようにしています。
しかもそれが、一人一人感想が違うということ。


当たり前のようですが、それが、芸能として、皆でわかちあうものではなく、一人一人が楽しむものであるという詩吟の本質であるからです。


そういうわけで、後日談として皆さんに感想を聞いているのですが、まあみんなばらばらでいい感じです。その中でも評価の集まる方の吟というのは、不思議と決まってくるわけですが、たぶん、コンクールの評価と合わないんですね。


評価する方も何故あの人の吟がよかったかはわからない。


それで、私は勝手に予想するんです。


今回の発表会では、みんな緊張して、本来の力が出せなかった。私もその一人です。


しかし、ある方は、全く動じないで堂々とやられてた。とても印象的でした。しかも初めてばかりで発表会も初体験でした。


私は不思議に思って、彼女に聞きました。何がどうしたんですか?と。


そうすると、彼女は、発表会でやる吟題の作者のゆかりの地に、実は行って来たといいます。


そして、彼女の詩吟の愉しみは、とかく、普段話さない日本語を声に出すことが、めちゃくちゃ好きだ、ということでした。



この偏愛ぷり。



確かにそこまでいくと緊張しないかも、と思わせる程です。



何故かと言うと、緊張の発端は自我です。こいつが邪魔なんですね、そこから離れるためにも詩文や作者に思い入れる。そもそも詩吟の本質です。


そうすることによって変な偏りから離れられる。そういうためのツールの一つだったのかも知れません。その仮定で言うと、詩吟をやって緊張は逆で、詩吟によって、楽になる。やればわかることなのですが、本当にそういう世界なのだと思います。


さて、来年の目標ですが、まず第一に今の生徒さんとこれまで通り仲良くすることは前提として、詩吟の本とマンガと、とにかく楽しいことをやっていきたい所存です。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!!!!!!