[12月]寒〜い年末に吟じたい詩吟「楓橋夜泊」

ピリっとした寒さとお寺の鐘の音が年末に吟じたくなる詩吟「楓橋夜泊」をご紹介します。



月落ち烏啼いて 霜天に満つ
江楓漁火 愁眠に対す
姑蘇城外 寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る

▼通釈
月が沈み、烏が鳴き、霜が空に満ち満ちている。漁り火に照らされた楓の紅色が、旅愁のために眠れない目に映る。蘇州の町の外にある寒山寺から、夜中を告げる鐘の声が、私の乗る舟にまで届いてきた。(「石川忠久 中西進むの漢詩歓談」)


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