2015年3月29日「お花見詩吟会」in 代々木公園レポート


2015年3月29日代々木公園にて「お花見詩吟会」が開催されました。参加費は無料。食べ物飲み物は持ち寄りで、お稽古中の詩吟やお花見にぴったりの桜の詩など、一人一人吟じました。

 お重のお弁当。おつまみにぴったり。

 桜餅もお花見詩吟を引き立ててくれます。


江戸後期の漢詩人・広瀬旭荘の漢詩「夏初桜祠に遊ぶ」を吟じてくれた方。「花開きて 万人集い 花尽きて 一人無し 但見る 双黄鳥 緑陰 深き処に呼ぶ」花が開けば多くの人が集まり、散ってしまえば誰ひとりいなくなる。そんな花見を象徴している詩です。


詩吟が入っていることで知られる武田節も吟じられた方。みんなで手拍子を打って宴会にぴったり。「疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如し」


最後はみんなでお花見のために稽古してきた紀友則の和歌「桜の花の散るを詠める」を吟じました。「ひさかたの光のどけき春の日に静心なく花の散るらん」


当日雨が降りそうだったので、急遽、前の晩に「プレお花見詩吟会」を開催。暗闇の中みんなで「今様」を吟じ盛り上がりました。「柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なる 酔いもすすむる春風に かざす桜の花が散る」お酒がすすみます。

結局、二日続けての会となり、案の定、当日雨が降り出したりとてんやわんやでしたが、皆様のおかげで最高に楽しいお花見詩吟会を開催することができました。本当にありがとうございました。今後もこのような外での催しを続けていきたいと所存です。


▶ナチュラル詩吟教室「無料体験レッスン」のお申し込みはこちら
▶2015年4月10日開催!大きな声を出そう!「ナチュラル詩吟道場」